88歳の身体
先週から1週間お休みを頂戴して、旦那と広島に帰省しました。
私の実家の祖父母に会いに行ったのですが、久々に会った祖父はとても痩せていた。
祖父は昔からとても元気で山にばっかり登ってました。
おそらく立ち入ってはいけないような繁みをずんずんすすみだしたり、
整備されてない山の急斜面からズササ~ッツと滑って現れたり、
足腰の丈夫なじいちゃん。
そんなじいちゃんが見てびっくりするほど痩せていて、目の下とかも血色悪く老人みたいになっていた。
「ひどぉやせてねえ~食べてもふとらんのんよ。」
「歩いたらす~ぐ疲れるんよ。」と。
そうか・・・じいちゃん。確かにマジでやせたなあ。
「歯がね、痛いんよ。歯を悪したらやれんよ。」
80歳20本で評されたじいちゃんが!
てかわたし、34歳にして右奥1本抜歯インプラント勧告受けたんですけど・・・。
こうして弱音を散々聞いた挙句、じいちゃんとばあちゃんと旦那でお好み焼きを食べに行った。
わたしはじいちゃんの筆箱の中にステーキガストの5%優待クーポンを見つけた。
うん!まだ大丈夫!!
こうして確認していくのはとっても大事だと思う。
いくらまだ肉食とはいえ88歳と84歳。
日々老いていくのは事実。
このままうまくいくとぴんぴんころり、もしくは老衰で安らかに逝けるかもしれない。
その過程を見守りつつ、なるべくたくさん顔を見ておきたいものだ。
そしてその時に備えてこちらもひそかに心の準備をしておく。
私はさっきも書いたが実は歯を一本抜いてインプラントにすることになりそうなのですが、本当に反省している。
身体が元気でもモノが噛めないと食べることが楽しめなくなる。
自分の身体はなんとなく粗雑に扱っても良いもののように思っていたけれど、
他に代わりはなくいかに身体を健康で健やかな状態で保てているかが歳を取るにつけ大事になってくる。これは切実に気を付けなくてはならない。生きる気力にかかわる。
じいちゃんも山をたくさん登っていたことで股関節がかなり柔らかい。
パドマ―サナをひょいと組み骨盤を立て背筋がピンと伸びている。
やっぱりその方が身体にとって楽なんだろうなあ。呼吸もうまく働く。内臓の機能もうまく働く。そして元気な身体を維持できる。
私たちが帰って来てじいちゃんは楽しかったのか、
ホッペがポッポッと赤く血色良く、顔色もよくなっていた。
うなぎ、お好み焼き、お寿司。たくさん食べた
「100歳まで生きようと思っとったけど、むりじゃわ!」
そう言わず頑張ってほしいものである。